卵豆知識
卵に関するちょっとした豆知識をご紹介♪
1
卵の栄養は?
受精した卵は約21日でひよこになります。その間、卵の中以外からは
栄養成分を摂ることができません。
すなわち生命になる全ての要素が
過不足なく卵の中に入っているのです。
だから卵は『完全栄養食品』と言われる
ほど栄養豊富でバランスもとれています。
しかしビタミンCと食物繊維が欠けているので、野菜と一緒に食べることでそれらを補うことができます。
2
殻が白いのと赤いのは何が
違うの?どちらが栄養豊富?
殻は鶏の種類によって決まっています。
一般的には鶏の耳たぶの色が
白ならば白玉、赤ならば赤玉が
産まれると言われています。
エサや飼育環境によって殻の色が変わったりしません。
栄養成分については、
同じエサを与えた場合、白玉と赤玉でほとんど違いはありません。
3
卵は洗わないほうが
長持ちするって本当?
産みたての卵の殻の表面には、クチクラ
という成分で覆われています。
良い保管方法がなかった時代には、卵は
洗わないほうが良いとされていましたが、産みたての卵の表面には、
大腸菌をはじめ、いろいろな細菌がついているため、他の食品を汚染する可能性が
あります。現在では、卵は養鶏場で集められた後に30℃以上かつ卵の温度より5℃以上高いお湯に次亜塩素ナトリウム溶液等で
洗い・すすぎ・乾燥を行い、その後は低温保管や結露しないような温度管理をしているため、より安全な卵が食卓に届くようになっています。
4
卵黄のコレステロールは
何ですか?
コレステロールは人間や動物にとって
必要不可欠な栄養素で、
体内でも作られています。
一日に必要なコレステロールは約1000~2000mgそのうち100~400mg程度(全体の20%程度)が食品からの摂取です。
摂りすぎによる心筋梗塞のリスクは指摘されていますが、不足により血管が破れやすくなったり、免疫力が低下しやすくなったりするなどの弊害があることも
知っておかなければなりません。
5
たまごのアミノ酸効果
脳は、水分を除けば約40%を
たんぱく質が占めています。
そのたんぱく質の構成成分がアミノ酸で、脳の働きに不可欠な神経伝達物質を毎日
作り続けています。
たまごには、体内で合成することのできない8種類の必須アミノ酸がバランスよく
含まれており、なかでも
フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファンが神経伝達物質の材料になります。
(たまごで脳力リフレッシュより)
4
生活習慣病の予防が期待できるたまご。
生活習慣病などの予防・改善効果がある食品を機能性食品といいます。
レシチン、カロチノイドなどの機能性成分を含むたまごも機能性食品の一つです。
レシチンは、リン脂質という脂肪の一種で、血管壁に入り込んで動脈硬化を促進するLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を溶かす働きが
あります。その結果、体内でのコレステロールの蓄積を抑え、LDLコレステロール値を低下させ、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
また、レシチンの構成成分であるコリンは、神経伝達物質「アセチルコリン」をつくります。
アセチルコリンには、脳の記憶や情報を伝達する働きがあり、日常の脳の活性化には欠かせない物質です。
認知症の予防と改善効果があることから注目を集めています。
カロチノイドは、卵黄のあの鮮やかな黄色を出す脂溶性の色素です。からだを酸化させ、がんなどの生活習慣病の原因となる
活性酸素を除去する強い抗酸化作用があり、動脈硬化や資質異常症の予防や改善にも優れた働きをします。
(たまごで脳力リフレッシュより)
6
1日1~2個のたまごの摂取が、食事の「質」を上げてくれます。
厚生労働省の平成21年国民健康・栄養調査で、男性で約31%、女性で約21%の人が肥満という結果が出ています。健康的に減量するという視点で見ると、低カロリーで、栄養価が高く、そのバランスも優れている食品を見直すことが重要です。
たまごは、その代表的な食品です。たとえば、1日に必要なエネルギー量を1950kcalとすると、たまご1個は79kcalなので、1日のエネルギー量の4%にしかなりません。2個とったとしても、8%に過ぎません。
このエネルギーについての貢献度以上に注目したいのは、「完全に近い栄養食品」といわれる栄養成分です。たまごのたんぱく質は、アミノ酸スコアが100で、すべての食品の中で最も良質のたんぱく質である証なのです。
(たまごで脳力リフレッシュより)